2017年6月12日月曜日

「一帯一路」とAIIB(5):日本協力を表明

_


日本の一帯一路構想協力に親中派歓喜! 20170606 #富坂聰



Record china配信日時:2017年6月14日(水) 22時20分
http://www.recordchina.co.jp/b181137-s0-c10.html



  安倍首相の「一帯一路」協力発言で、台湾・蔡英文総統に緊張―台湾専門家

 2017年6月13日、香港メディア・中評社によると、安倍晋三首相が先日、中国主導の「一帯一路」構想に協力の意向を示したことについて、台湾の専門家が「蔡英文(ツァイ・インウェン)総統を緊張させた」と語っている。

 5日に日本で開かれた国際交流会議「アジアの未来」の晩餐会で、安倍首相が「一帯一路」構想について条件付きながらも協力の意向を示した。
 この発言について、台湾の日本外交戦略研究者である陳俊昇(チェン・ジュンション)氏は
 「安倍首相が『一帯一路』に前向きな姿勢を示したことは、蔡政権を緊張させた。
 蔡政権が東南アジアやインドとの関係強化を目指して進めている『新南向政策』には日本の支持が戦略上必要。
 その日本が『一帯一路』に加入したいとなれば、穏やかではない」
と指摘している。

 陳氏はまた、注目に値するという台湾当局の2つの動きを紹介。
★.1つは、5月31日に行われた中国で活動する台湾商人のイベントで林全(リン・チュアン)行政院長が
 「『新南向政策』は対抗でもなければ、中国との経済協力の放棄でもない。中国との協力を持続したうえで、他地域との協力の機会を増やすものだ」
と発言したこと。

★.もう1つは、安倍首相の「一帯一路」発言後に、台湾日本関係協会の張淑玲(ジャン・シュウリン)代理秘書長が
 「日本政府が引き続き台湾との友好関係を維持すると信じている」
 「日台関係と両岸(中台)関係がゼロサムの関係にならないことを望む」
とコメントしたことだ。

 上記2点を挙げたうえで
 「日本は情勢の変化を察知し、対中政策を調整し始めた。
 蔡政権にとって重要な支柱である米国と日本が中国との関係改善を図るなか、蔡政権も両岸政策の変更を迫られている」
との見方を示した。



Record china配信日時:2017年6月17日(土) 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/b181467-s0-c20.html

日本のAIIB加盟、一帯一路構想への参加はいつか―中国メディア

 2017年6月16日、米外交情報サイトのディプロマット・マガジンは「日本のアジアインフラ投資銀行(AIIB)加入、中国の現代版シルクロード経済圏構想『一帯一路』への参加はいつか」とする記事を掲載した。
 参考消息網が伝えた。

 安倍晋三首相はこのほど、「一帯一路」について条件付きながら「協力していきたい」と表明。
 構想に一定の協力を進める意向を示した。
 その上で、同構想に基づくインフラ整備については「透明で公正な調達による整備が重要だ。借り入れをして整備する国にとって、債務が返済可能で、財政の健全性が損なわれないことが不可欠だ」と指摘。
 中国にクギを刺すことも忘れなかった。

 「一帯一路」へは米国加入の可能性も伝えられており、日本の関心も一層高まっているとみられる。
 同構想をめぐって日本の立場は非常に微妙だ。
 まず日本は中国の経済発展を懸念している。
 さらに、米国の姿勢が不透明な状況の中で、中国との関係改善を進める必要がある。
 中国が安倍首相の方針を歓迎したのは、夏にも開催される日中首脳会談への布石といえる。

 中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)副報道局長は安倍首相の発言を受け「一帯一路は両国がともに発展する新たな舞台になりうる。日本が中国と一緒に協力発展を検討することを歓迎する」と語った。







_