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2012年の中国による反日デモによってそれまで平和ボケで寝込んでいた床からたたき出された日本が寝ぼけ眼で「普通の国へ」とあゆみ初めて5年がたった。
枕を蹴飛ばし、たたき起こしたのは中国だが、5年たってやっとこさ動けるようになったのが今の日本の状況であろう。
中国が強圧的に出れば出るほど、日本は反作用として防衛強化に奔走することになる。
日本は歴史的は軍事経験からみて、その資質をもっている。
中国の周辺国とは異質の国である。
その国に強く出て頭を押させこもうとすることは危険なことである。
日本に軍事大国化へのいい口実大義名分を与えるだけになる。
うまくソフト的外交で出ていけばいいものを、「俺が大将」とばかかりに豪圧をひけらかすスタンスで臨んだために事がややこしくなっている。
中国の外交姿勢の限界ということだろうか。
日本は中国が強く出れば出るほど、それに比例して軍事大国化していかざるを得ない。
戦争キャリアからして、日本は海空戦力で中国に負けるとは本質的に思っていない。
「必要ならお相手しますよ」
といった気概さえもっている。
これは危険なことである。
『
Record china配信日時:2017年6月11日(日) 6時20分
http://www.recordchina.co.jp/b180584-s0-c10.html
米空母2隻と護衛艦「ひゅうが」参加の共同訓練、
日本が「脇役から主役に」と警戒―中国メディア
2017年6月10日、米国の原子力空母2隻と海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」などが参加した共同訓練に中国メディアが強い関心を示している。
「ひゅうが」を「準空母」と見なしているためで、「尋常ではない変化が起きつつある」と指摘。
「日本の武器・装備が脇役から主役に変わり始めた」
と警戒している。
日本メディアによると、共同訓練は能登半島沖の日本海で6月1日から3日間にわたり実施。
米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」「ロナルド・レーガン」の2隻の空母艦隊と「ひゅうが」、イージス艦「あしがら」や航空自衛隊のF15戦闘機などが参加した。
軍事的挑発を続ける北朝鮮に日米の連携姿勢を示す狙いだった。
中国が神経をとがらす「ひゅうが」は、基準排水量13,950トン、全長197メートル。
外観は空母と同じで広い甲板を備え、ヘリコプターを最大11機搭載できる。
同型艦の「いずも」「かが」「いせ」と同様に国際的には「準空母」とされる。
今回の共同訓練について、中国網は「日本の護衛艦『ひゅうが』が日米共同訓練に参加、改憲の加速が狙いか」との記事を掲載。
「日米両国の空母3隻が出動して共同訓練を行うのはこれが初めて。
この情報は特段変わった点のない情報に見えるが、
日本の海上自衛隊の準空母の運用には尋常ではない変化が起きつつある」
と論評した。
記事は
「ここ数年、日本の自衛隊は各国の軍事演習でずっと脇役を演じてきた。
武器・装備の発展でも脇役だった。
しかし、安倍政権の時代になってから、日本の軍事政策は自衛隊により大きな役割を発揮させる方向に転換した。
このために、日本は『空母の作戦能力を持つ』駆逐艦、すなわち『準空母』を開発した」
と強調。
「この種の『準空母』は徐々に海上自衛隊の主力艦艇となり、日本海の日米共同演習での役割にも変化が発生している。
この静かな変化は非常に注目に値する」
としている。
さらに、
「日本の海上自衛隊が空母を配備してから、日本の武器・装備が日米共同演習で果たす役割は脇役から主役に変わり始めた」
と言及。
海外メディアの「日米の武器・装備で平等なパートナーシップ現象が発生している」との分析を引用し、
「この傾向が続けば、近い将来、日米共同軍事演習で日本の武器・装備は主役を担う可能性がある。
アジア太平洋地域で米国の覇権を支える軍事的存在の中で、日本の自衛隊は主役を演じ、米国の手先となる可能性がある」
とみている。
その上で中国網は
「日本が手先となるのには狙いがある。
日本政府は自衛隊が軍隊の『身分』を手に入れることを望んでいる」
と報道。
「安倍政権は準空母の海外での役割発揮を皮切りに、
自国の専守防衛を任務とする自衛隊が海外活動に従事し、軍隊としての役割を果たせるようにしたいと考えている。
安倍政権はこうして『憲法改正』に向けた動きを加速している」
と警戒感を深めている。
』