2017年6月26日月曜日

低欲望社会へ:成長経済は日本では遺跡に過ぎなくなりつつある

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 日本が経済成長に背を向けてから20年が経つ。
 これを「失われた20年」と人は呼ぶ。
 ところが、日本の経済はまるで衰えていない。
 一部の経済学者は日本では成長経済学は終わり、定常経済の時代へ入っているという。
 人間側からみると、欲しいものはとりたててない。
 「車、軽で十分」「衣料、ユニクロでいい」「日常品、100円ショップで満足」
 日本は低欲望社会に入ったという。
 欲しいものがないほどに豊かな社会が実現されてしまった
ということになる。 


Record china配信日時:2017年6月26日(月) 14時50分
http://www.recordchina.co.jp/b182369-s0-c30.html

日本は低欲望社会へ突入!?
「中国の庶民は、欲望はあるがお金がない」―中国ネット

 2017年6月26日、中国メディア・新財富雑誌が日本は低欲望社会へと突入するとする記事を掲載した。

 「低欲望社会」とは、
 物価がいくら下がっても消費が刺激されず、
 経済が明らかに成長していても銀行の利率は低いままで、
 30歳までにマイホームを購入する人の割合が下がり続け、
 若者は自家用車の購入に興味がなく、
 ぜいたくをするとあざ笑われてしまい、
 オタク文化が流行し、
 三食を簡単に済ます
ような社会のことを指すという。

 日本が低欲望社会となっている理由について、
★.社会が急速に発展した後の成熟した段階に入ったこと、
★.日本の税収政策、
★.日本社会独特の伝統文化
などがあると分析した。

 これに対し、中国のネットユーザーからは
 「ある程度物質的に豊かになると無欲になるものだ」
 「これってわが共産党が言っている共産主義社会のことじゃないのか」
などのコメントが寄せられた。

 また、
 「中国の庶民は、欲望はあるがお金がない」
 「中国人の苦痛の原因は欲望だ。
 そして欲望はメンツと虚栄心からきている」
というコメントもあり、どうやら今のところ中国人は低欲望とは無縁のようである。

 しかし、
 「なんだか中国も将来はこうなるような気がする」
という意見や、
 「食べ物がさっぱりし過ぎているからじゃないのか?」
 「生活がゆったりし過ぎているんだよ」
などの理由を挙げるユーザーもいた。