2017年4月14日金曜日

朝鮮半島有事へ動く(11):北爆用の爆弾テストか


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 この爆弾の使用目的だが、どうも北朝鮮空爆に使うためのテストのように思える。
 ミサイル基地や核基地を破壊するのにピンポイントでやるより、この爆弾の破壊力が有効のように思えるからだ。
 シリアでは60発のトマホークを使ったが、北朝鮮となると攻撃対象が多すぎ数百発のミサイルを撃ち込まねばならない。
 ならば効率よく最強爆弾を使ってしまえということになる。


ロイター  2017年 04月 14日 07:57 JST
http://jp.reuters.com/article/usa-afghanistan-bomb-idJPKBN17F2QZ

米軍、アフガンの対IS作戦で最強の非核爆弾を投下 
実戦で初

[ワシントン 13日 ロイター] - 米軍は13日、アフガニスタン東部で過激派組織「イスラム国(IS)」が潜伏するトンネル施設を標的に「大規模爆風爆弾(MOAB)」を投下した。

MOABは「全ての爆弾の母」と呼ばれ、非核爆弾の中では最強の破壊力を持つとされる。米軍が実戦で使用するのは初めて。

国防総省の報道官によると、爆弾はパキスタンとの国境に近いナンガルハル州アチン地区に投下された。

今回の爆弾攻撃が与えたダメージの程度は現時点で不明。



朝日新聞デジタル 4/14(金) 10:27配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000038-asahi-int

超強力爆弾、米軍が初の使用 アフガンで、
北朝鮮念頭?

 米軍は13日、アフガニスタンで過激派組織「イスラム国」(IS)の地下施設を破壊するため、大規模爆風爆弾「モアブ」を使用したと発表した。
 非核兵器としては最大の破壊力を持つとされるが、実戦で使用されたのは初めて。
 北朝鮮への「政治的メッセージ」との見方もある。

 トランプ米大統領は同日、記者団に
 「もう一つの任務が成功した。
 この8週間で起きたことを見れば、(オバマ前政権の)過去8年間と比較して、とてつもない違いが分かるだろう」
と述べ、先週のシリア攻撃に続き、敵対勢力に断固たる軍事的措置をとる姿勢を強調した。

 米空軍によると、アフガニスタン東部のナンガルハル州で現地時間同日午後7時半すぎ、ISが拠点とする地下複合施設に爆弾を投下。
 ホワイトハウスのスパイサー報道官は会見で
 「IS戦闘員が自由に動き、米軍やアフガニスタン軍を標的にしやすくしているトンネルや洞窟を狙った」
と述べた。
 攻撃による被害は不明だ。

 同地域では、米陸軍特殊部隊員が8日に対IS戦闘で殺害されており、報復の意味合いがあるとみられる。
 現地のニコルソン米軍司令官は13日、
 「ISは劣勢となるなかでIED(即席爆発装置)や壕(ごう)、トンネルを活用して防御を強化している。
 これらを排除し、攻勢を維持するのに適した兵器だ」
とモアブ使用を正当化する声明を出した。



毎日新聞 4/14(金) 18:48配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000060-mai-int

<米国>「最強爆弾」朝鮮半島にらみ初使用か

 【ワシントン高本耕太】米軍は13日、アフガニスタン東部で過激派組織「イスラム国」(IS)の地下施設に対し、大型爆弾GBU43を投下したと発表した。
 通称「大規模爆風爆弾兵器」(MOAB)は重量約10トンで米軍が保有する非核通常兵器の中では最大級。
 朝鮮半島情勢が緊迫していることもにらみ、米軍が実戦で初めてMOABの使用に踏み切ったともみられている。

 アフガン駐留米軍は13日夜、東部ナンガルハル州アチン地区で、ISのトンネルや洞窟を利用した地下壕(ごう)に向けてMOABを投下した。
 MOABは輸送機から投下された後、衛星誘導で標的に達するため、命中精度が高い。
 駐留米軍によると、威力は「爆心から半径600メートル圏内は跡形もなく吹き飛ぶ」(米ニューヨーク・タイムズ紙)ほどだという。

 トランプ米大統領は13日、シリアで7日(シリア時間)に実施したミサイル攻撃に続く「新たな成功だ」と、ホワイトハウスで記者団に語った。

 ナンガルハル州はISが2015年以降に「新たな領土」と宣言し、米軍やアフガン軍との戦闘を続けている。
 トランプ氏はMOAB使用について「私が軍に権限を与えた」と述べたが、ABCテレビによると、16年1月に当時のオバマ政権が駐留米軍に権限を与えていたという。

 一方、このタイミングでのMOAB使用について、北朝鮮をけん制する狙いがあるとの観測も浮上。
 トランプ氏は
 「これが北朝鮮に向けたメッセージになったのかは分からない。
 メッセージとして受け取られなくても、北朝鮮は対処すべき問題だ」
と語った。

 駐留米軍は作戦実施に当たり「民間人に被害が及ばないように、最大限の注意を払った」と説明している。



ロイター  2017年 04月 14日 10:46 JST
http://jp.reuters.com/article/ciapompeo-nkorea-idJPKBN17G03E

米CIA長官、北朝鮮の核ミサイルの脅威「近づく」

[13日 ロイター] - 米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は13日、北朝鮮は核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを手にして
 米国を脅かす状況に「かつてないほど近づいている」
と警告した。

 長官はまた、北朝鮮は実験を実施するごとに技術的ノウハウを蓄積してきたと指摘した。
 ワシントンの米戦略国際問題研究所(CSIS)で講演した際に語った。
 これにより米国の選択肢は狭まっており、
 「北朝鮮のリーダーにとって悪い決定と厳しい1日を目にする可能性が高まった」
とした。
 中国が北朝鮮による核開発の抑制あるいは停止に向けてさらに取り組むという期待感はあるか聞かれ、長官は「それに望みをかけている」と語った。

 米国による先週のシリア攻撃を受け、北朝鮮でも軍事行動に出るとの観測が広がっている。
 米政府当局者らは、北朝鮮はシリア攻撃を米国の決意の表れと捉えるべきとの立場を表明しているが、北朝鮮への攻撃については、大規模な報復の可能性や日本や韓国に被害が及ぶ恐れがあることから、否定的な見方を示している。



朝鮮日報日本語版 4/14(金) 9:49配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00001084-chosun-kr

(朝鮮日報日本語版) 米メディア「北の核実験場は『準備完了』状態」

 米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」が12日(現地時間)、衛星写真の分析を通して
 「咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場は『装填し、準備完了(Primed and Ready)』状態にある」
という見方を示した。
 6回目の核実験の準備を終え、残るは金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が「ボタン」を押すことだけという意味だ。

 38ノースは
 「北朝鮮が核実験を行うと予想される北側坑道の入り口のすぐ横で、小型の車両もしくはトレーラーの姿が捉えられた。
 ここ10日間続いていた坑道の排水作業は動きが鈍り、南側坑道に向かう道にも小さなトレーラーの姿が見られた」
と伝えた。
 また実験場内の管理棟では、装備などを積んだ11個のパレットが防水布に覆われた状態で並べられ、指揮所や検問所などでも人の動きが捉えられた。

 これにより、北朝鮮が故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日(4月15日)に合わせて核実験を強行するのではないか、という見方が持ち上がっている。
 米空軍は、空気中の放射性核種(放射性物質)を探知する特殊偵察機「WC135スニッファー」を、今月7日に沖縄の嘉手納基地へ展開させたという。

 こうした中、金正恩委員長は特殊部隊を動員した韓国後方地域への潜入および打撃訓練を視察し「地上では復讐(ふくしゅう)の炎が流れ、空からは懲罰の雷が落ちる」と語った-と、朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』が13日付で報じた。
 北朝鮮は、米国の軍事行動による圧迫が続いていることを受け、今月10日には外務省報道官を通して
 「米国はわれわれをどうかしようとしているが、われわれは眉一つ動かさない」
と主張した。



2017年4月14日10時8分配信 (C)WoW!Korea
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2017/0414/10188099.html

米CSIS「北朝鮮、30日以内に核実験・ミサイル発射の可能性84%

 米国のワシントンDCシンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は13日(現地時間)
★.北朝鮮が30日以内に再び核実験やミサイル実験発射をする可能性が「84%」
に達すると明らかにした。

 CSISはこの日北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)関連の追加ビッグデータ研究分析結果をもとにこのように明らかにした。
 研究所は今後
★.2週間以内に北朝鮮が6回目の核実験や弾道ミサイル発射などを行う可能性は「58%」
と予測した。

 CSISは「北朝鮮WMD90日平均指数」がことし2月27日以降、持続的に上昇を見せており、12日に過去142~144日間最高水準を記録したと述べた。

 CSISは今回の北朝鮮WMD関連の分析は米原子力空母カール・ビンソン移動配置に対する北朝鮮の反応と核実験準備衛星写真、15日の太陽節(金日成生誕日)、韓米合同軍事演習期間などをもとにおこなわれたと説明した。



中央日報日本語版 4/14(金) 15:37配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000032-cnippou-kr

中国消息筋「韓半島海域に潜水艦20隻急派
…戦争勃発に対応」

  北朝鮮の6回目の核実験の兆候と米軍の軍事対応警告で韓半島(朝鮮戦争)内の軍事的緊張が高まる中、
 中国当局が最近、韓半島(朝鮮半島)海域に潜水艦20隻を配備した
という主張が一部で提起されている。

 中国人権民主化運動情報センターは14日、中国消息筋を引用し、中国当局が最近、中国海軍の北海艦隊と東海艦隊が潜水艦をそれぞれ10隻ずつ韓半島海域に急いで配備したと伝えた。

 これは中国軍が米国の軍事行動警告で緊張が高まる韓半島海域に潜水艦を急派し、戦争勃発の可能性に備えていると判断されると、中国人権民主化情報センターは伝えた。

 中国が韓半島に送った潜水艦のうち039型潜水艦(宋型)1隻は前日、日本列島付近の水域に出没したことが分かった。

 中国人権民主化運動情報センターは米国と北朝鮮の武力衝突が発生する場合、
 最初に米軍は、韓国と日本に脅威となる北朝鮮新浦(シンポ)級潜水艦を打撃する
と伝えた。
 新浦級潜水艦は昨年7月、固体燃料ミサイル「北極星1号」を水中から発射して500キロ離れた東海(トンヘ、日本名・日本海)上に落下させるのに成功した。

 情報センターは新浦級潜水艦が核弾頭を搭載したかどうか確実でないが、北朝鮮海域を離れて潜航する可能性があるとし、中国海軍が新浦級潜水艦を監視追跡すると推定した。

 軍事専門家は韓半島情勢に関し、中国が海軍を動員して対応態勢を当然とるだろうが、現在のところ海上ではなく朝中国境で万が一の事態に備えることがより重要だと指摘した。




聯合ニュース 4/14(金) 15:50配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000050-yonh-kr

北が核実験なら米は軍事行動で報復か 
あすヤマ場

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮がトランプ米政権の軍事的圧力に対抗して核実験を準備する様子を見せており、朝鮮半島の緊張が高まっている。
 核実験という取り返しのつかない選択をすれば、トランプ政権はいかなる形であれ軍事行動に踏み切る可能性が高い。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は13日、北朝鮮北東部の咸鏡北道・豊渓里にある核実験場で核実験の準備が完了したとする衛星写真の分析結果を示した。
 北朝鮮が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年に当たる15日に6回目となる核実験を強行する可能性が指摘されている。
 韓米の軍当局は、同核実験場の2番(北側)、3番(南側)坑道でいつでも核実験が可能な状態だと判断している。

 北朝鮮の1回目の核実験(2006年10月9日)は1番坑道で、2回目(09年5月25日)・3回目(13年2月12日)・4回目(16年1月6日)は2番坑道で行われた。
 16年9月の5回目核実験は、4回目核実験が行われた場所から400~500メートル離れた所で実施された。

 北朝鮮が6回目の核実験に踏み切る場合、増幅核分裂などの技術を用いて威力を最大化し、核弾頭小型化の完成段階に入る可能性がある。
 北朝鮮が米本土を核兵器で攻撃しようとすれば、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と小型化した核弾頭が必須となる。

 だがトランプ政権は、北朝鮮が米本土への核攻撃能力を手に入れつつあるのを黙って見ていることはないはずだ。
 米国はかつて、北朝鮮が核実験に踏み切ると国連安全保障理事会の制裁決議採択など主に外交的対応に力を入れ、軍事的には戦略兵器を朝鮮半島に展開して武力を誇示する程度だったが、トランプ政権は違う対応を取るとみられている。

 米国は先ごろ、シリア政府軍が化学兵器を使用したとし、報復措置として同国の空軍基地に59発の巡航ミサイル「トマホーク」を発射した。
 それからわずか1週間後には、アフガニスタンで活動する過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点を狙い、通常兵器で最大の破壊力があるとされる大規模爆風爆弾「GBU43B」を投下した。

 米国の相次ぐ軍事行動は、トランプ政権が最も危惧する6回目核実験やICBM発射という挑発カードをちらつかせる北朝鮮政権に対する強い警告とも受け止められる。

 金日成主席の生誕記念日を前後して米原子力空母カール・ビンソンが朝鮮半島近海に到着することも、注目に値する。
 トランプ大統領は先の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、カール・ビンソンの派遣について「北朝鮮のさらなる挑発を食い止めるためのもの」だと述べ、挑発への報復にこの空母を投入する可能性を示唆した。
 カール・ビンソンを用いた報復手段としては、艦載機で北朝鮮の重要施設を攻撃したり、同空母を中心とする空母打撃群の駆逐艦や巡洋艦がトマホークを発射したりすることが考えられる。

 こうした状況から、北朝鮮はいつも以上に大きな代償を払うことになりかねない核実験など大型の挑発を控え、代わりに中・短距離弾道ミサイルの発射実験などで米国の出方を見る可能性もある。

 また、緊張を高めるだけ高めておいて、結局は核実験をしないこともあり得る。
 突如強行した4、5回目の核実験と異なり、今回はまるで見せつけるかのように準備状況をさらけ出していることも、こうした見方に説得力を与えている。

 トランプ政権が、北朝鮮への軍事的圧力を強めると同時に、中国を動かして北朝鮮の態度を変えさせる戦略に出ていることから、北朝鮮は重大な岐路に立たされている。


時事通信 4/14(金) 18:44配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000102-jij-soci

在日米軍、有事備える
=F35Bや特殊作戦機―政府、空母動向注視も

 米軍が北朝鮮に軍事力を行使する場合に、出撃や後方支援の拠点になる在日米軍基地では、有事を想定したとみられる動きが出ている。
 岩国基地(山口県岩国市)では海兵隊のF35B最新鋭ステルス戦闘機が爆弾の搭載訓練を、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)では戦闘機などが一斉に出撃態勢を取る訓練を14日までに行った。

 米海軍によると、太平洋では横須賀基地(神奈川県)を拠点にする米第7艦隊の管轄エリアで展開中の空母カール・ビンソンとは別に、空母ニミッツが航行中。
  政府関係者は
 「カール・ビンソンに加えて、複数の空母が日本近海に追加派遣される事態になれば、米国が軍事行動を取る可能性が高まる」
と話した。

 海兵隊によると、岩国基地では6日、F35が精密誘導爆弾を搭載する訓練を行った。F35に詳しい航空評論家の青木謙知さんは、海兵隊が公開した画像から
 「『GBU32』と呼ばれる重さ約1000ポンド(約450キロ)の精密誘導爆弾の模擬弾を使った訓練だろう。
 誘導装置は実弾と同じものが装着されている」
と話す。

 嘉手納基地では12日、航空戦力を一斉に出撃させる訓練が行われ、所属の戦闘機や早期警戒管制機などが滑走路にずらりと並び、発進態勢を取った。
 同基地の空軍特殊作戦群は昨年10月、敵地に部隊を運ぶ輸送機「MC130コンバット・タロン」を韓国に派遣し、訓練をしている。 








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