2017年4月14日金曜日

朝鮮半島有事へ動く(12):平壌市民60万人に退去命令、韓国侵攻の前衛部隊?

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 「60万人の大半が前科者」というのはどういうことか。
 そんなに犯罪者がいるということか。
 それともそれらは隠れ民兵で韓国侵攻の前衛部隊ということはないか。
 正規軍が進行を開始する前に、隠れ民兵を使うというのはありえる。
 正規軍を移動させるとどうしても動きが察知される。
 60万人の前科者を避難させるという名目を使って移動させるということではないのか。
 アメリカの北爆があれば、おそらく間違いなく北朝鮮は韓国に侵攻する。
 その段取りではないだろうかと思うのだが。 


WoW!Korea 4/14(金) 15:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000044-wow-int

金正恩氏、平壌市民60万人に退去命令
 ”戦争目前”の備えか=ロシアメディア

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が平壌市民の25%に該当する60万人に退去命令を下したとロシアメディアが13日、報道した。

 今回の命令は約60万人の平壌市民に下されたもので、米国との軍事的衝突の可能性に備えた次元だと伝えた。
 また60万人の大半が前科者で、平壌内の防空壕が市民全体を収容できず、このような措置をとったと付け加えた。

 極東問題研究所韓国学センターのある専門家は同メディアに
 「北朝鮮は軍事攻撃に対する備えを終えており、国民を山に隠すことができると言われてきた」とし
 「今回の退去命令は米国の予測不可能なことに対応するもの」
と述べた。
 続けて「北朝鮮は戦争時、動員戦略がある。これは事実だ」と付け加えた。

  ただし英国メディアは、今回の退去命令が15日に予定された北朝鮮最大の名節「太陽節(金日成生誕記念日)」行事のために都市のエリート的な側面を強調しようとする可能性もある、と伝えた。



サーチナニュース 2017-04-14 10:12
http://news.searchina.net/id/1633678?page=1

朝鮮半島情勢、制御不能の状態からはほど遠い
 「一触即発」と考えるのは時期尚早=中国メディア

 故・金日成(キム・イルソン)氏の誕生日である4月15日の太陽節を前に、北朝鮮や関係諸国の動きについて様々な憶測が飛び交っている。
 中国メディア・新京報は13日、
 「朝鮮半島は完全に制御不能な状況からは程遠い状況である」
とする評論記事を掲載した。

 記事は、近ごろ米韓両国や北朝鮮が挑発的な行動を繰り返しており、朝鮮半島の危険度が高まっていると紹介。
 米国が空母カール・ヴィンソンを朝鮮半島に向けて北上させ、大規模上陸などピンポイントな合同軍事演習を実施、さらにティラーソン国務長官が過去20年間の対北朝鮮政策を失敗と評したことなどを挙げ「人びとに、米朝開戦はもはや待ったなし」との憂慮を抱かせる状況であるとした。

 その一方で、
 「米朝両国の『危機PR』行動は、ほぼ相手の行動や外部世論に影響を与えていない。
 そして、朝鮮半島情勢は緊張が極限に達するたびに、道を引き返し始めるのだ」
と解説。
 11日に北朝鮮が19年ぶりに最高人民会議外交委員会を設置したことを「北朝鮮が国際社会との関係をうまく処理したいというポジティブな信号」としたほか、12日の米中首脳電話会談で朝鮮半島の平和と安定を望む意思が示されたと伝えた。

 記事によれば
 「もちろん、この緊張緩和情勢が続くかどうかについては、ポイントとなる15日や、米朝両国の今後の行動を見てみる必要がある。
 ただ、両国は『自分本位』の思考で外部世界を見て理解することに長けており、軍事行動に向けた第1歩を先に踏み出さないように極めて慎重に動いている。
 他地域の地政学的問題とは異なり、互いの軍事摩擦や軍事的威嚇が減らない代わりに、戦争という局面には至らないのだ」
とのことだ。

 「それゆえ、米国による対北朝鮮軍事行動が待ったなしの状態であると軽々しく断言するには時期尚早である。
 朝鮮半島の局面変化には内在的な規律があり、最悪の局面や完全に制御不能な状態にはまだ陥っていないのである」
と記事は論じている。

 記事の論理が現実のものとなるかどうかは、15日の太陽節、25日の建軍節に何が起きるのかを見てみなければ分からない。
 警戒が必要なのは言うまでもないが、憶測の積み重ねで必要以上に緊張を高めることは慎まなければならない。



ハンギョレ新聞 4/15(土) 8:04配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170415-00027076-hankyoreh-kr

北朝鮮「大統領府への先制攻撃もあり得る」

 北朝鮮軍当局が、烏山(オサン)・平澤(ピョンテク)・群山(クンサン)など、在韓米軍基地と大統領府などを先制攻撃できるとして、威嚇に乗り出した。
 また、ハン・ソンリョル北朝鮮外務次官は
 「米国が戦争を望むのなら、私たちも応じる」
と発言した。
 この日も米国からは対北朝鮮先制攻撃論が流れた。
 米朝間の“言葉の戦争”がピークを迎えている。

 朝鮮人民軍総参謀部報道官は14日午後、声明を発表し
 「今朝鮮半島には新たに発足したトランプ米政権の無謀な軍事的挑発狂気により、極めて厳しい情勢が作られている」
として、このように述べたと「朝鮮中央通信」が報じた。
 総参謀部報道官は
 「米国が試みる挑発の種類とレベルに合わせて我々式の超強硬対応がそれに伴うだろう」とし、
 「地上、海上、水中、空中機動を同伴した我々式の不意の先制攻撃案をはじめ、様々な案がある」
と主張した。
 また、
 「わが軍隊と人民は核攻撃手段を含む超強硬対応に備えて万全の激動状態を常時維持している」としたうえで、
 「南朝鮮(韓国)の烏山や群山、平澤をはじめ米軍基地と大統領府を含めた悪の本拠地をたった数分で焦土化できることを隠す必要はないだろう」
と述べた。
 さらに、
 「日本本土と沖縄、グアムを含めた太平洋戦区内の米軍基地はもちろん、
 米本土までに我々の戦略ロケット軍の照準に収まっていることを肝に銘じなければならない」
と強調した。
 総参謀部報道官は同声明で、今回の立場の発表が「委任によって」行われたとして、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の指示によるものであることをほのめかした。

 これに先立ち、韓成烈(ハン・ソンリョル)北朝鮮外務次官も同日午前、平壌(ピョンヤン)でAP通信との単独インタビューで、
 「米国が無謀にも軍事的挑発を強行しようとするなら、共和国(北朝鮮)が先に先制攻撃に出る」とし、
 「米国が戦争を選ぶなら、私たちも対抗する」
と述べた。
 彼はさらに「(6回目の核実験は)首脳部で決定する事案」だとしたうえで、
 「首脳部が必要だと判断すれば、任意の時間、任意の場所で核実験を実施する」
と明らかにした。

 北朝鮮が「最大の祝日」とする金日成(キム・イルソン)主席の105周年の誕生日(4月15日)を控えて超強硬方針を明らかにしたのは、米空母カールビンソン号の派遣をはじめ、トランプ政権による一連の軍事的圧迫に対し、真っ向対決することを選んだためと見られる。

 同日も、米国は北朝鮮に対する軍事的圧迫を続けた。
 米NBC放送は複数の情報当局関係者を引用し
 「対北朝鮮先制攻撃作戦を遂行できるトマホークミサイルを装着した駆逐艦2隻を北朝鮮の核実験場所(豊渓里<プンゲリ>)から約300マイル(約483キロメートル)離れた海域に配置した」
としたうえで、
 「米情報当局が北朝鮮の核実験が切迫したと判断すれば、
史上初めて北朝鮮に対する先制攻撃作戦に入ることをホワイトハウスが考慮している」
と報じた。



日本経済新聞 2017/4/15 21:08 (2017/4/16 0:12更新)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC15H1W_V10C17A4MM8000/

米空母、朝鮮半島近海に
 北朝鮮が新型ミサイル公開 

 【ソウル=鈴木壮太郎】北朝鮮は故金日成主席の生誕105年記念日の15日、平壌で大規模な軍事パレードを実施した。
 新型とみられる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を初公開するなど攻撃能力を誇示した。
 一方、北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止したいトランプ米政権は同日までに原子力空母カール・ビンソンを中心とする艦隊を朝鮮半島の近海に進めたようだ。


 ● 北朝鮮の軍事パレードに登場した、新型中距離弾道ミサイル「北極星2」の発射管付き車両=15日、平壌(共同)

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は黒いスーツ姿で、ひな壇から式典を観覧した。
 崔竜海(チェ・リョンヘ)副委員長は
 「米国が無謀な挑発をすれば即時打撃する。
 全面戦には全面戦で、核戦争には核打撃戦で対応する」
と対決姿勢を示した。
 金正恩氏は演説をしなかった。

 大規模な軍事パレードは2015年10月に開いた党創建70周年の記念式典以来だ。
 韓国の北朝鮮専門家はこれまでのパレードと比べると戦車などの通常兵器が少なく、ミサイル技術の誇示に重点が置かれたと分析する。

 射程が9000キロメートルを超えるICBM「KN08」よりも大型とみられる未確認のミサイルが登場した。
 模型の可能性もある一方、韓国軍消息筋は「新型ICBMと推定される」と分析する。

 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「KN11(北朝鮮名・北極星)」や、
 その陸上配備型の「KN15(同・北極星2)」も見せた。
 いずれも新型ミサイルで、KN15は今年2月、日本海に向けて発射している。
 梁茂進(ヤン・ムジン)慶南大教授は
 「SLBMが6基も公開されており、実戦配備が迫っている可能性がある」
と指摘する。

★.白い防護服を着た一団も目を引き、
 韓国メディアは生物・化学兵器を扱う部隊が初めて登場した
と報じた。
 記念日に合わせて6回目の核実験を強行するとの観測もあったが実施した形跡はない。

 米空母部隊の位置を追跡する軍事専門サイトなどによるとカール・ビンソンは朝鮮半島近海に進出している。
 シリア攻撃に使った巡航ミサイル「トマホーク」を発射可能な軍艦も展開している。



中央日報日本語版 4/25(火) 9:08配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-00000007-cnippou-kr

「中国、北朝鮮国境に兵力10万集結…2級戦備態勢」

  北朝鮮が25日、人民軍創建記念日にあわせて6回目の核実験あるいは弾道ミサイルの発射を強行する可能性が高まる中、中国軍が韓半島(朝鮮半島)有事を想定して中朝国境に「2級戦備態勢」を発令したと読売新聞が24日、報じた。

 同紙は北京の中国軍など複数の関係消息筋を引用しながらこのように伝え、中朝国境一帯に10万人規模の兵力を展開しているという情報もあると明らかにした。

 中国国防部が2013年に公開した白書によると、
★.2級戦備態勢は3段階の戦備態勢で2番目のレベルで、
 自国に対する直接的な軍事的脅威が一定水準に達したと判断した時、武器・装備の準備や隊員の禁足、当直態勢の強化などに入る措置だ。

 これに先立し、台湾「中国時報」電子版は今月9日、韓米両軍が先月から北朝鮮労働党委員長・金正恩(キム・ジョンウン)の除去(斬首)作戦を含む合同演習を行う間、中国軍が予期しない状況の勃発に備えて2個の集団軍およそ15万の兵力を中朝近接地に配備したと報じた。

 同紙は、中国北東地方の防衛にあたっている北部戦区が配下の陸海空軍の全部隊に全面戦争態勢命令を下す一方、第16・第23・第39・第40集団軍の総兵力43万人のうち15万人を北朝鮮国境地域に集結させたと伝えた。
 あわせて中国軍は、新型空中早期警戒機「空警-500」を中朝国境に派遣し、空中警戒を強化した。

 米国CNNやフォックスニュースなども20日、中国軍が巡航ミサイルを搭載できる戦闘爆撃機に「高度警戒令(on high alert)」を下したと伝えた。
 これに対し、中国国防部と外交部は一部の記事を「事実無根」として否定したが、北朝鮮境界隣接地で人民解放軍が正常な戦争態勢と訓練状態を維持していることを確認し、
★.韓半島有事を想定した万全の態勢を敷いていることを、事実上、認めた。