2017年4月6日木曜日

インドと中国:ダライ・ラマをめぐって

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サーチナニュース Record china配信日時:2017年4月6日(木) 6時0分
http://www.recordchina.co.jp/b174338-s0-c10.html

ダライ・ラマの中印係争地訪問に中国反発、
インド「我々は中国の内政に干渉していない、中国もインドの内政に干渉しないように」―米メディア

 2017年4月4日、インドに亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が、インド北東部アルナーチャル・プラデーシュ州を訪問することに、同地を「南チベット」として領有権を主張する中国が強く反発していることを受け、インドのキレン・リジジュ国務大臣は
 「中国はインドの内政に干渉すべきでない」
と述べ、不快感を示した。
 米ボイス・オブ・アメリカの中国語ニュースサイトが伝えた。

 リジジュ氏は記者団に対し、
 「インドは中国の内政に一度も干渉しておらず、『一つの中国』政策を尊重している。
 中国もインドの内政に干渉してはならない」
とし、
 「インドは民主的な国としていかなるコミュニティーの宗教活動にも干渉することはできない」
と語った。

 中国外交部の報道官は先月31日の記者会見で、ダライ・ラマ14世の係争地への訪問について「中印関係を損なう」と批判していた。



Record china配信日時:2017年4月5日(水) 0時50分
http://www.recordchina.co.jp/b174209-s0-c10.html

中国がインドに警告、
国境係争地への鉄道網計画に反発―印メディア

 2017年4月2日、インドの有力紙THE HINDUによると、中国政府はこのほど、インドが北東部アルナーチャル・プラデーシュ州のタワングを鉄道で結ぶ計画を検討していることに強い反対を表明した。
 ヒマラヤ山中の同地は中国が領有権を主張している中印国境係争地だ。
 参考消息網が伝えた。

 インド政府がマノジ・シンハ鉄道相とキレン・リジジュ国務大臣に対し、アルナーチャル・プラデーシュ州との境に最も近いアッサム州バルクポンとタワングを鉄道で結ぶことの可能性を評価するよう指示したと報じられている。
 これを受け、中国外交部は1日、
 「インド側が一方的な行動を控えることで、中国とインドの相互信頼を高め、境界問題の適切な解決を促進できることを願っている」
と述べ、けん制した。

 中国当局は先週、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、中国が「蔵南地区(チベット南部)」と呼ぶアルナーチャル・プラデーシュ州を訪問することを認めたインド政府に対し、「両国関係を著しく損なう」と反発していた。



Record china配信日時:2017年4月2日(日) 20時50分
http://www.recordchina.co.jp/b174077-s0-c10.html

ダライ・ラマ14世、
インド中国・国境紛争地帯を訪問へ=中国は反発―米メディア

 2017年4月1日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)によると、亡命中のチベット仏教の精神的指導者、ダライ・ラマ14世が同日、インド北東部のアッサム州に到着した。中国と国境紛争地帯であるアルナーチャル・プラデーシュ州を訪問する予定で、中国は反発している。

 アルナーチャル・プラデーシュ州は現在インドが実効支配しているが、中国は「チベット南部」だと主張。
 インドの領土であることを否定し、外国人やインド政府指導部が訪問するたびに強く批判している。
 中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道局長は3月31日の定例記者会見で
 「インド側はダライ・ラマ問題の深刻さ、国境紛争が敏感な問題であることも分かっている。
 このような現状で、ダライ・ラマが国境紛争地帯を訪問すれば、両国の将来に大きな禍根を残すことになる」
と非難した。

 ダライ・ラマ14世は数カ月前に同州を訪問すると発表していた。
 現地ではインド内政部でチベット問題を担当するキレン・リジジュ副部長と会談する。



Record china配信日時:2017年4月9日(日) 7時0分
http://www.recordchina.co.jp/b174514-s0-c20.html

日米中韓がインド最長の道路橋建設めぐり激しい受注合戦
=韓国ネット「最終的には日韓戦になる」「韓国の高い技術が役立つはず」

 2017年4月5日、韓国・朝鮮日報によると、インド最長の道路橋「ムンバイ・トランス・ハーバー・リンク(ムンバイ海上橋)」建設に向け、各国の主要建設会社による受注戦が繰り広げられており、日米中韓の17の企業がインドの現地企業と企業連合を組み参入の意向を示している。

 ムンバイ海上橋プロジェクトは、インド本土のナバシェバ地域とムンバイ南部セウリ地域を海上でつなぐ22キロの海上橋建設事業で、インドの国策事業でもある。
 総工費は1780億ルピー(約3040億円)の大型工事で、優先交渉対象者が6月ごろに選定され、工事の完工目標は2021年となっている。

 工事区間は3つに分かれており、
 海を渡る第1〜2工区・総延長18.2キロが工事の核心部分で、全工事費の83%がこの工区に投入される。
 残りの第3工区は陸上接続区間で、工事の難易度も高くなく工事費も少ない。
 このため、世界の企業が参入の意向を示しているのは第1〜2工区となっている。

 インドの地元メディアによると、入札に参加した企業連合は全部で7事業体。
 韓国では大宇(デウ)建設とSK建設が参加している。
 大宇建設は、インド最大の企業集団・タタグループと日本のJFEスチールと企業連合を、
 またSK建設は、インド建設大手のヒンドゥスタン・コンストラクション(HCC)と連合を組んだ。
 SK建設は、トルコ西部のダーダネルス海峡を横断する世界最長のつり橋の建設と運営計画で、韓国の大林産業ならびにトルコの大手ゼネコン2社とコンソーシアムを組み、日本勢などとの激しい争奪戦の末、今年1月に優先交渉権を獲得している。

 日本のIHIはインドの建設企業L&Tと企業連合を結んだ。
 記事は「今回の事業工事代金の借款提供先が日本の国際協力機構(JICA)であるため、日本企業を中心とした企業連合が有利な立場にあるとする解釈もある」としている。
 韓国の建設業界の関係者は、
 「複雑な技術を必要としない一般的な鋼橋であるため、
 技術力よりも提示価格、参加企業の国籍などが(優先交渉権獲得に)影響を与える可能性もある」
と述べた。

 この報道に対し、韓国のネットユーザーからは
 「中国企業には負けないでほしい」
 「安値競争はしないでくれ」
 「無理して安値で受注してはならない」
 「このプロジェクトを受注して、今後インドと韓国がさらに交易・文化など多方面で近づくきっかけになればいいな」
 「韓国の高い技術が役に立つはず。ぜひ受注してくれ」
 「最終的には日韓戦になるだろうな」
など、さまざまな意見が寄せられた。