2017年3月15日水曜日

「いずも」の派遣(2):「騒がしい中国の玄関先」 に居座ろうとする嫌がらせ

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 これまでは中国の艦船が日本近海をウロチョロすることで、圧力をかけていると報じられた。
 しかし、「いずも」が南シナ海に長期滞在することになると、中国としては目障りこの上ないものとなる。
 これは
 日本が中国に圧力をかけるという展開に変わっていく
ということにもなる。
 南シナ海を中国の領海と声高に叫んでいる場所に他国の艦船が居座るとなる自国民へのポーズとしても中国政府はどうにかしないといけなくなる。
 2012年に反日暴動によって
 「寝てた子を起こされた日本」
は5年経ち、いよいよ自らの足で立たねばならぬときがやってきた。
 この間でどこまで寝ぼけ状態から、シャキッとした寝起き状態になったかということである。
 その初弾がこの「いずも」であろう。
 寝起きが試される、ということである。
 これから、この5年の成果を使って受け身から能動へとシフトしていくことになる。
 経済下り坂の中国と、安定感抜群の日本が、東シナ海と南シナ海でいよいよ対峙することになる。
 さて、歴史は何を送り込んでくるか?
 興味をもって歴史を眺めるにそこそこ面白い。
 今年の世界はいろいろなことが起こりつつある。
 トランプ大統領の登場、
 イギリスのEU離脱とその後の展開、
 中国と日本の海を挟んでの力比べ、
 そして北朝鮮と韓国の一触即発の状況、
 中国と韓国のぶつかり合い、
 そしてアメリカと中国のにらみ合い、
いろいろあって目が離せない。
 実際、面白い。
 不謹慎ということなかれ、面白いものは面白い、それを否定することは誰もできないだろう。
 つまりこれまでとは変わった
 「圧力をかけられる側から圧力をかける側へ回った」
ということになる。
 ということはこれからこういう局面が頻発してくる可能性もある。
 「中国という唯一のお山の大将」
といった印象像が崩れてくるということでもある。
 それだけ日本が追いついてきたということにもなる。


朝日新聞デジタル 3/15(水) 13:36配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00000067-asahi-int

中国首相「騒がしい玄関先望まない」 
各国に自制求める

 中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)が15日午前、閉幕した。
 李克強(リーコーチアン)首相が記者会見し、核やミサイルの開発を続ける北朝鮮の問題について、「緊張は衝突を招き、関係当事国が損害を被る」と述べ、北朝鮮や米国、韓国などに自制を求め、「対話と協議による解決」を主張した。

 李氏は、北朝鮮の弾道ミサイル発射や米韓合同軍事演習などを念頭に、「最近の北東アジアには緊張した雰囲気が現れている」と指摘。
 国連安全保障理事会による経済制裁を中国も厳格に実行する姿勢を示しつつ、「誰も自分の家の玄関先が一日中騒がしいのは望まない」とも述べ、関係国に対話路線に戻るよう自制を求めた。

 米中関係については、トランプ大統領が習近平(シーチンピン)国家主席との2月の電話会談で、(中国と台湾がともに中国に属するという)「一つの中国」政策を尊重する姿勢を示したことに言及。「この政治的基礎があれば、中米協力の未来は開かれている」と述べ、改めて「一つの中国」の受け入れが両国関係の前提であることを強調した。

 「騒がしい中国の玄関先」
居座ろうとするのが「いずも」ということになる。
 さて、どうする。
 5年目の成実は?


Record china配信日時:2017年3月15日(水) 16時50分
http://www.recordchina.co.jp/b172273-s0-c60.html

<ボイス>日本の護衛艦「いずも」が南シナ海で長期活動へ
=衝突が起きれば中国の大きな脅威となる

 海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」が5月から南シナ海とインド洋に派遣される予定で、南シナ海には約2カ月間とどまり長期活動を行うという。
 「いずも」の派遣に関しては「中国をけん制」との見方が強く、中国外交部を含め中国でさまざまな反応が見られている。

 「いずも」の南シナ海派遣について中国側の懸念を聞かれた中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は14日の定例記者会見で、
 「心配することは何もない。
 東南アジア諸国の訪問を目的として『いずも』が南シナ海を航行するなら異議はない。
 関係各国の正常な交流が地域の安定につながることを願っている。
 だが、別に狙いがあるのなら話は別だ。
 近頃、日本は南シナ海問題において扇動的な言動を見せている。
 日本には地域の平和や安定につながるような貢献を果たしてほしい」
と述べた。

 中国版ツイッター・新浪微博でフォロワー数242万を有する軍事ブロガー「武備君」は、
 「日本は『いずも』を護衛艦としているが、同艦は日本の軍事力は海外に示すことができる存在。
 領海の12カイリに侵入してこない限り、中国はいつも通り様子見の姿勢を崩さないだろう」
と指摘し、中国の軍事情報サイト「空軍世界」は新浪微博公式アカウントで、
 「日本最大の準空母『いずも』が南シナ海で長期の活動を行う。
 これは第2次世界大戦以降、日本が同地域で行う最大の軍事アピールとなるだろう」
とコメントした。

 「いずも」の南シナ海派遣に関して中国メディア・澎湃新聞網は専門家の見解を紹介。
 中国の軍事専門家、李傑(リー・ジエ)氏は、
 「『いずも』の派遣は、日本がアジア太平洋や南シナ海問題において米国の助手の役割を果たすことを象徴している。
 『いずも』は日本の艦隊の旗艦となりうる能力を持っており、中国は『いずも』の装備や兵力、訓練内容を基に反撃案を打ち出すと思われる」
と意見を述べた。

 さらに、上海外国語大学国際関係公共事務学院の馬堯(マー・ヤオ)研究員は、
 「軍事的な視点から見ると、『いずも』の南シナ海派遣は中国の弾道ミサイルや原子力潜水艦をけん制する狙いがある。
 衝突した場合、『いずも』は中国の原子力潜水艦の大きな脅威となる」
と語った。

 このほか、海外メディアによると、「いずも」はインド洋で7月に行われる日米印の共同訓練「マラバール」に参加する予定だが、これに関して上海交通大学日本研究センターの王少普(ワン・シャオプー)主任は、
 「『いずも』の南シナ海派遣は軍事のほか、政治的な意図もあると分かる。
 日本は米国のアジア太平洋戦略に積極的に支持する姿勢を見せ、日米関係を強化しようとしている。
 さらに、中国の周辺国の支持を得ようという狙いもある」
と指摘した。



Record china配信日時:2017年3月16日(木) 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/b172445-s0-c10.html

日本が護衛艦「いずも」を南シナ海に派遣、
ロシア専門家は「中国の空母出動」を指摘―露メディア

 2017年3月16日、環球網によると、海上自衛隊の護衛艦「いずも」の南シナ海派遣をめぐり、ロシアの軍事専門家は中国が空母「遼寧」を出動させる可能性を指摘している。

 ロシアの通信社スプートニクの15日付の記事を引用したもので、この専門家は「いずも」について
 「似たような艦船を他国ではヘリ空母、軽空母と称する。
 排水量2万7000トンの『いずも』は欧州諸国の軽空母より大きく、米国の強襲揚陸艦と似た規模」
 「もし最新鋭ステルス戦闘機F35Bを搭載すれば名実ともに軽空母となるが、日本の購入計画は不明だ」
と紹介。
 さらに
 「ヘリコプター9機を搭載しているが必要に応じて数を増やすこともできる」
 「対艦ミサイルなどを供えた新型駆逐艦が同行する可能性も考えられる」
とも説明し、
 海自が今年5月から南シナ海とインド洋に「いずも」を派遣する計画については
 日本は今回の派遣で自国艦隊の実力、日本から遠く離れた海洋上での存在感を誇示する。
 南シナ海の航行に中国が強烈な不満を示すことは確実。
 中国の国民も激しい非難を浴びせるだろう」
と指摘した。

 同氏はその上で、中国が空母1隻を保有、2隻を建造中であることに言及し、「いずも」の派遣に合わせて既存の「遼寧」を出動させる可能性があることを指摘。
 海上ルートの保護は輸入依存度の高い日本にとって重要な意味を持つ。
 急速な発展を遂げる中国の潜水艦に対する恐れが『いずも』建造の動機かもしれない。
 大型艦船を持つことは日本艦隊の威光を強固なものとし、アジア諸国との接触拡大につながる」
などと論じた。



Record china配信日時:2017年3月17日(金) 18時30分
http://www.recordchina.co.jp/b172450-s0-c10.html

海自の最新鋭護衛艦「いずも」、南シナ海とインド洋に長期派遣へ、
「責任のある役割発揮を」と中国



  2017年3月17日、海上自衛隊の最新鋭護衛艦「いずも」が5月から約3カ月間、南シナ海とインド洋に派遣される。
 ロイター通信などが報じた。
 長期の航海で戦力向上を図るとともに、南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いとみられる。
 中国政府は平静を装いつつも、「責任のある役割発揮を」などと警戒している。

 「いずも」は15年3月に就役したばかりで、
 基準排水量19500トン、全長248メートル。
 外観は空母と同じで広い甲板を備え、対潜水艦戦などにヘリコプター9機を同時に投入できる。

 ロイター通信によると、「いずも」は5月初めに日本を出港し、同月中旬にシンガポールで行われる国際観艦式と国際共同訓練に参加する。
 7月中旬には日本、米国とインドがインド洋で実施する共同訓練「マラバール」にも参加する予定だが、それまで日本にいったん帰港せず、南シナ海に約2カ月とどまる。

 海自はインドネシアのジャカルタ、フィリピンのスービック、スリランカのコロンボへの寄港のほか、南シナ海での米海軍との共同訓練などを調整中。
 フィリピンではドゥテルテ大統領を艦上に招待することも検討しているという。

 派遣の意味については
 「中国が南シナ海で人工島の造成を進める中、海上交通路(シーレーン)への影響を懸念する日本は、中国と領有権を争うフィリピンやベトナムなどの軍事力向上を支援してきた。
 同海域での哨戒活動や、米軍の『航行の自由作戦』への参加は見送ってきたが、新たに護衛艦を長期派遣することで自衛隊の関与を強める」
と報じた。

 「いずも」の長期派遣について、中国外交部の華春瑩報道官は14日の記者会見で
 「中国は懸念しているのか」と聞かれ、
 「全く懸念していない」と返答。
 「もし一般的な意味での複数の国家を訪問するために、南シナ海を通過するならば、中国側は何ら異議を唱えるものではなく、
 むしろ関連国家間の正常な交流が地域の平和と安定を促す役割を発揮することを希望している」
と述べた。

 その一方で、華報道官は
 「最近、日本側は南シナ海問題において確かにもめ事を起こすような、扇動的な方法をとっている」
とも指摘。
 「日本側が地域の平和と安定に対し、本当の意味での責任のある役割を発揮するように望む」
とクギを刺した。

 中国共産党中央委員会機関紙・人民日報系の環球時報(英語版)は、ロイター電を引用して
 「日本のこの地域における第2次世界大戦以来、最大の海軍力の展開」
と紹介。
 中国の海軍専門家の
 「最大艦の派遣は南シナ海問題に介入しようとする日本の固い決意の表れ」
との見解を伝えた。

 さらに、この専門家は
 「日本の狙いは中国の安全と経済発展を妨げ、アジア・太平洋地域での発言権を高めることにもある」
 「他の東南アジア諸国と連携して中国を孤立させようともくろみ、この地域に干渉しようとしている」
と非難。
 「いずも」派遣に警戒感をあらわにしている。








大きな予感:世界はどう変わるか】

 


●【海外の反応】「日本から空母が来る!これって空母だよ…ね」日本目覚める!?護衛艦『いずも』の長期海外派遣に各国大歓迎~すごいぞニッポン
Published on Mar 14, 2017




●海外の反応「日本が空母を持っていたなんて・・・」日本「いや、護衛艦なんだけど(汗)」外国人「嘘だろ、おい・・・」海上自衛隊・護衛艦いずも長期海外派遣に外国人が誤解【あすか】
Published on Mar 14, 2017