2017年5月8日月曜日

日本文化の謎(2):「日本人は貧しく見え、中国人は裕福に見える」

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サーチナニュース 2017-05-08 08:12
http://news.searchina.net/id/1635138?page=1

あれ? 日本人って「中国人が想像しているほど金持ちじゃない」=中国

 日本の実質消費支出が低迷している。
 総務省統計局によれば、2017年3月における2人以上世帯の実質消費支出は13カ月連続で前年割れとなったほか、16年の実質消費支出も3連連続でのマイナスとなっている。

 経済発展が著しい中国だが、世界銀行の基準によれば中国は今なお開発途上国に分類される。
 日本は先進国であり、中国では「日本は豊かな国であり、日本人もお金持ち」というイメージが強いようだが、中国メディアの今日頭条は2日、
 「日本人は想像していたほどお金持ちではない」
と論じる記事を掲載した。

 記事は、明治安田生命保険が4月28日に発表した家計に関する調査を紹介し、日本の夫婦が自由に使えるお小遣いの月額は「平均でたったの2万5082円」だったと紹介し、07年の調査開始以来、最低となったことを指摘。
 さらに、「2万5082円」という金額について、決して十分な額ではないと伝え、日本人の「自由に使えるお小遣い」の額は決して余裕があるものではないことを紹介した。

 続けて、日本人の平均年収は414万円であり、中国に比べれば決して少ないわけではないとする一方、それでも日本人が自由に使えるお金がこれだけ少ないのは「日本の物価が高すぎるためだ」と主張。
 家賃や住宅ローン、子どもの学費などの支出は大きく、さらに高齢化によって年金支給開始年齢の引き上げが予想されるなか、老後のことを考えれば「日本人はお金を使ってなどいられない」のが現状だと指摘した。

 さらに記事は、明治安田生命保険の貯蓄についての調査を紹介し、
 「貯蓄のまったくない家庭が18.8%も存在した」
と伝え、日本人は「中国人が想像しているほどお金持ちではない」と論じている。



サーチナニュース 2017-05-10 14:12
http://news.searchina.net/id/1635384?page=1

日本はアジア随一の先進国でしょ? 
中国人のほうが日本人より金持ちに見えるのはなぜ?=中国

 明治安田生命保険相互会社がまとめた家計に関するアンケート調査の結果によると、20代から50代の夫婦の小遣い平均が2016年調査から4421円減少し、調査を開始した07年以来最低となる2万5082円に落ち込んだ。
 経済成長と内需拡大に向けた政策を推進している日本政府としてはがっかりの結果かもしれない。

 日本の夫婦の小遣い平均額が2万5082円という結果は、平均収入が日本の10分の1ほどにもかかわらず、不動産などの購買意欲が高まる一方の中国人からみると、「到底理解できない額」だという。
 中国メディアの今日頭条は5日、日本人の夫婦の小遣いの額は「アジア随一の先進国とは思えないほど少ない」として、「中国人のほうが日本人よりもお金があるように見える」理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、「中国人のほうが日本人よりもお金があるように見える」理由の1つ目として、
★.日本人は物価の高さやローン、教育資金、老後などをよく考慮して「計算して金を使う」からだとした。
 倹約家の日本人は、お酒を飲みに行ってもビール2本とおつまみ2皿ほどで済ませ、アイスがたった5円値上げするだけで日本では全国ニュースになると伝えた。 
 メンツのためには借金をしてでも大きな家や車を買い、テーブルをおかずでいっぱいにする中国人にとってはあり得ない生活スタイルなのだろう。

★.次の挙げたのが、中国の所得水準が向上し、特に富裕層による消費が大きく、全体に占める割合が大きいためという見方を紹介した。
 さらに中国は所得のルートを明らかにしない文化であるため、報告に出る収入は単純な給料だけで、その他のルートから得る収入は含まれていないケースがあることを考えると、日本の10分の1という額にも疑問が出てくる。
 このような表に出ない収入は「灰色収入」と呼ばれる。

★.さらに、中国人の「消費概念が変化したこと」を理由として3つ目として挙げた。
 ほんの数十年前まで自給自足の暮らしが基本だった中国人は改革開放を経て消費概念は大きく変化したが、それでも多くは収入の範囲内で消費し、貯蓄を重視していたという。
 しかし、近年は若者がカードで買い物をするようになってから、「収入を超えた消費」が見られるようになってきたとした。

 中国の消費をめぐる傾向は、倹約志向の日本と比べると逆と言えそうだが、経済能力に応じた消費は社会人として最低限のスキルである。
 記事は収入の範囲内で消費することを勧め、行き過ぎた消費に警鐘を鳴らしている。



人民網日本語版配信日時:2017年5月26日(金) 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/b179260-s10-c20.html

日本の経済成長の中身と外側を検討、
3つの構造的問題とは?―中国紙

 このほど発表された日本の第1四半期(1〜3月)の経済データをみると、同期の国内総生産(GDP)の物価変動要因を考慮した実質増加率は前月比で0.5%に上り、年率換算では2.2%だった。
 2015年4月から16年3月までの16年度の実質GDP増加率は1.3%で、2年連続で増加した。一般的に潜在成長率は1%前後と考えられており、1.3%という数字は予測値の上限に達したものといえるが、日本政府が喜びと安堵感を示しただけで、日本社会では上から下まで喜びの声はあまり聞かれない。
 日本経済は今、どのような状況にあるのか。
 詳しく検討してみよう。
 経済日報が伝えた。

 日本経済の現在の回復傾向を後押ししている主な原動力は輸出の好転だ。
 輸出は前期比2.1%増加し、北米市場とアジア市場で需要が旺盛だ。
 特に中国の携帯電話製造業を代表とするアジアの半導体や機械の製造に強い需要がある。
 だが日本のGDPの60%を占める消費は伸びが不十分で、増加してはいるが、増加率はわずか0.4%だった。
 また前期の季節的要因の影響を受けた野菜をはじめとする生鮮食品の価格上昇が増加の原因の一つで消費が必ずしも力強いわけではない。
 日本経済は回復傾向にあるが、国内外の需要のアンバランスから日本経済の深層レベルの構造的問題が浮かび上がってくる。

構造的問題は主に次の3つがある。

★.第一に、消費が増加傾向を保ち続けるかどうかが、日本経済界が頭を悩ませる問題だ。
 最新の大学卒業生の就職率は97.6%で過去最高を更新したが、世帯収入はそれほど伸びておらず、給与などの世帯収入の伸びは前年同期比0.5%増加にとどまり、前期の2.2%増加に比べて明らかに勢いが弱まった。
 ここ数年、一部の輸出型企業と大手多国籍企業は利益が増加したものの、上層部は先行き不透明を理由に社員の給与を上げようとはせず、増加した利益を内部留保する。また医療費や介護費用の個人負担の割合が引き上げられる可能性がある。
 19年10月に予定される消費税率引き上げ、与党・自由民主党が打ち出す「こども保険」、安倍晋三首相が憲法改正案の口実として提起する高等教育無償化などは、いずれも世帯の硬直的支出の増大を暗示する。
 別の統計データをみると、同期の名目GDP増加率はマイナス0.03%で、国民の実際の生活感覚と政府の統計データとのずれの大きさがうかがえる。世帯収入の不安定さが消費心理や消費観に影響する重要な要因だといえる。

★.第二に、投資の不足傾向と持続性のなさが社会心理に影響を与えている。
 企業の設備投資は前期比0.2%増加にとどまり、既存の投資が飽和状態にあること、今後の投資の見通しがそれほど明るくないことがわかる。
 住宅投資は同0.7%増加し、5四半期連続の増加になったことは好材料だが、伸びは都市部に集中し、東京五輪の選手村建設などもこれに含まれる。
 報道によると、都市部で建築制限が緩和され、東京では建設中の30階以上の高層ビルは60棟を超えるが、資本は大都市にばかり集中し、中小都市や地方の凋落は明らかだ。
 20年の東京五輪後の成長源はいまだに見いだせていない。
 公共投資は0.1%減少し、3四半期連続で減少し、ここから財政政策の力不足がうかがえる。

★.第三に、日本の社会構造の問題は根が深い。

 高齢化によって社会保障や福利厚生にかかる圧力が増大し、出生率の低下で人口構造は上が広く下が狭いつぼ型になり、最近の高齢者用紙おむつの消費量が乳幼児用のそれを上回るといった現象が年齢構成の逆ピラミッド化を如実に物語る。
 日本政府は退職年齢の引き上げや女性の就業支援政策を打ち出して労働力の増加に努めようとしているが、労働生産性は少しも向上しておらず、中・低所得層の拡大を招くばかりだ。日本国内のサービス業などの労働生産性は米国をはじめとする西側諸国のわずか半分ほどで、問題の深刻さがうかがえる。

 5四半期連続でGDPの伸びを達成したことは、日本政府にとって喜ばしいことにみえる。
 ただ過去20年あまりの間に4回あったGDPの連続増加の事例を振り返ると、そうでもない。
 たとえば1995年1月から6四半期連続で増加した時は、阪神大震災の復興建設を除いた企業の設備投資の増加率が最高で4%に達した。
 99年4月からの8四半期連続増加の時は、IT(情報技術)経済が革新によって発展する新たな分野をもたらし、人々は将来に大きな期待を寄せた。05年1月からの6四半期連続増加では、グローバル化と輸出により製造業の設備投資が増加した。
 こうした過去のケースに比べて、このたびの増加で特に目立つのは輸出額の増加だけで、設備投資も個人消費も低水準をうろうろし続けている。
 ここから世界における保護貿易主義の台頭が、日本企業の心理状態に深層レベルの影響を与えていることがわかる。

 アベノミクスが掲げる発展の公式は、雇用が増えれば、収入が増え、消費が拡大し、物価が上昇し、デフレから脱却して、経済の好循環が生まれるというものだ。
 だが経済専門家の観察によれば、「国際原油価格の上昇がもたらした輸入価格の上昇と野菜などの季節商品の価格変動を除くと、日本がデフレから脱却したと確定するのは難しい」という。
 アベノミクスの「3本の矢」から「新3本の矢」に至るまで、産業構造の改革促進や生産性向上などの課題は長らく議論されてきたが、実際の取り組みとなるとかけ声ばかり大きくて中身や成果は乏しいと言わざるを得ない。

(提供/人民網日本語版・編集KS)

 「貧しい日本人」をいろいろ考察しているようだが、あまり説得力がない。
 言葉の羅列で紙面だけをうずめているみたいである。


Record china配信日時:2017年5月26日(金) 17時0分
http://www.recordchina.co.jp/b179399-s0-c60.html

豊かなのに貧しそうに見える日本人
貧しいのに豊かそうに見える中国人、
この違いはなに?―中国ネット

 2017年5月26日、中国のポータルサイト・今日頭条が、なぜ日本人は実際には豊かなのに貧しそうに見えるのかについて分析する記事を掲載した。

 記事は、多くの日本人がスイカの安い中国をうらやましがっているため、
 「日本人はスイカも食べられないほど貧しい」というイメージがあると紹介。
 しかしこれは、日本の物価が高いゆえであり、実際には日本人は豊かであると指摘した。
 その一例として、同じ自動車の車種でも日本の方が中国より安く購入できることや、サラリーマンの平均所得が中国よりずっと高いことを挙げた。

 ではなぜ中国人の目には日本人が貧しく、中国人は金持ちだとのイメージになるのだろうか?
 その理由は、生活スタイルにあると記事は分析。
 日本人は倹約に努めるが、中国人は富をひけらかす傾向にあるためだという。

 そのうえで、中国人は人と富を比較するのが大好きで、主に
 「誰の家が大きく立派か」、
 「誰の自動車が高級か」、
 「誰の服装が豪華か」、
 「誰がいつも良いものを食べているか」
を比較しており、この点は日本と大きく異なっていると指摘。
 日本人の豊かであってもぜいたくをしないことは、真の強さの表れであり、国の強大さと持続的発展の力になっていると称賛した。

 これに対し、中国のネットユーザーから
 「中国人はもともと物質的にも精神的にも貧しい。
 日本人が貧しそうに見えるのは、あくまでも見た目だけで実際には豊かだ。
 ただひけらかさないだけ」
と、同意するコメントが寄せられた。

 また、
 「社会の資源という観点からすれば、節約は正しい。
 10数億人が浪費することは人類にとって良いことではない」
 「貧しくても卑屈にならず、高貴であってもおごらず、豊かであってもぜいたくをしない。
 この3つができた時が、中国が真に台頭する時だ」
という意見もあり、日本人の姿勢を評価するコメントが大半を占めた。



サーチナニュース 2017-05-27 13:12
http://news.searchina.net/id/1636583?page=1

日本人が思ったほど裕福に見えない理由
・・・それは、富を見せびらかさないからだ!=中国メディア

 近ごろ、中国のネット上では「日本人と中国人、どっちが裕福か」という議論が人気を集めているようである。
 具体性のない漠然としたテーマゆえ、取り上げる角度によって答えが変わってくるのだが、実際にどちらが豊かかは別として
 「日本人は貧しく見え、中国人は裕福に見える」
という意見もある。
 それはなぜだろうか。

 中国メディア・今日頭条は25日、
 「どうして日本はお金がなさそうに見えるのか」
とする記事を掲載した。
 記事は
 「中国人は日本人より明らかに貧しいのに、どうして中国人のほうがお金を持っているように見えるのか。
 それは、生活スタイルに関係があるのだ」
とし、日本人は赤貧を美徳とするのに対し、
中国人は富を見せびらかすことを愛する
という違いがあると指摘した。

 そのうえで、今の中国人が富を見せびらかし、競い合う対象となっているものとして、
 住居、
 高級車、
 服飾品、
 食事
の4点を挙げた。
 住居は「最低でも140平方メートル、広ければ広いほどいい」、
 食事は「他人にご飯をおごることでも競い合う。
 1人あたり数千円ではもう物足りなくなっている」
とのことだ。

 一方で、日本では家の広さより快適性が、高級車より経済的な国産車が、そして、食事では割り勘が重視されると伝えている。
 そして
 「日本人の富めどもおごり高ぶらぬ品性は尊敬に値する。
 それは民族の強さの表れであり、国を絶えず発展させる動力にもなる。
 われわれが忘れていけないのは、中国はまだゆとりある社会に向けて歩み出した発展途上国に過ぎず、貧困ライン以下にいる国民が数千万人もいるということだ」
としている。

 過剰な競争意識によるぜいたく消費は浪費など社会への悪影響を及ぼすことになる。
 しかし一方で、国内消費拡大による経済成長の大きな原動力にもなりうる。
 今の日本経済にとっては羨ましい消費欲だ。
 豊かになった人たちがもう少し冷静になり、もう少し節度ある消費活動をするようになれば、中国経済は今後も安定した成長を続けていくことだろう。


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