2017年5月5日金曜日

日本文化の謎(1):「食育」という考え方

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Record china配信日時:2017年5月4日(木) 23時20分
http://www.recordchina.co.jp/b177102-s0-c60.html

なぜ日本人は運動を好まないのに痩せているのか
=「中国人は本能で食べるが、
日本人は知恵を使って食べるからだ」―中国ネット

 2017年5月3日、中国のポータルサイト・今日頭条が、日本人は運動を好まないのに痩せている理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、日本の肥満率はわずか4%に過ぎないが、最も運動を好む国である米国の肥満率は32%に達すると指摘。
 日本には相撲取りがいて、居酒屋文化があり、生活のリズムの速いストレス社会なのに、肥満者が少ないのはおかしいと論じた。

 その上で、日本人に肥満者が少ない三つの理由を挙げた。

★.その一つが、健康的な食習慣だ。
 日本料理はカロリーが低くておかずの種類が多いと指摘。
 また、食器が小さく、よくそしゃくしてゆっくり食べ、腹八分目とすることも肥満防止に寄与しているとした。

★.二つ目の理由は、伝統的な家庭様式だ。
 日本では女性は結婚すると専業主婦となり、食事に気を配って栄養バランスが良く取れる。また、朝食を重視しており、昼食は弁当を持参することも関係しているとした。

★.三つ目の理由は、国が国民の肥満防止に力を入れていることだ。
 学校では「食育」という教育がされており、政府もさまざまな政策を通して国民の健康レベルアップを目指していて、これには国民にダイエットを促すことも含むと紹介した。

 これに対し、中国のネットユーザーからは
 「日本料理は油料理がほとんどなく野菜ばかりだからだ」
 「中国人は本能で食べるが、日本人は知恵を使って食べるからだ」
などの意見が寄せられた。

 また、
 「中国には美食が多すぎるから仕方がない」
 「わが国の政府はここまで先のことは考えていない。
 全国民がちゃんと食べられるようになるだけですごいことだ」
など、国情が異なるとのコメントもあった。



サーチナニュース 2017-05-08 08:42
http://news.searchina.net/id/1635139?page=1

日本の給食の歴史を見たら、身長で中国人を抜かすのも無理ないと思った
=中国メディア

 昼に近い午前中に小学校の前を通りかかると、給食室からいいにおいが漂ってくる。
  時代が流れて自分の頃とはメニューが大きく変わっていても、給食室から漂うにおいは昔と全く変わらないような気がする。
 たまには童心に返って給食を食べたくなるにおいだ。
 中国メディア・今日頭条は1日、
 「異なる時代の日本の給食を見れば、身長で中国を追い越すのも無理ない」
とする記事を掲載した。

 記事は
 「次世代への教育は人類に共通する性質である。
 中国も例外ではないが、隣国日本はわれわれよりも、もっとしっかりとやっている。
 教育の方式だけでなく、食べるという点においてもだ」
としたうえで、日本の小学校で子どもたちに供されてきた給食メニューの歴史を紹介している。

 紹介されたのは、昭和に入って間もない1927年、第2次世界大戦で食料が不足はじめた1943年、終戦間もない1945年、朝鮮戦争の特需もあり食糧事情が改善した1952年、高度経済成長真っ只中の1965年、日本が世界第2の経済大国になった1981年、バブル景気前夜の1985年、そして、2000年の給食だ。
 時代が下るにつれて品数も使用される食材の品目も増え、献立のバリエーションも多様化している様子が分かる。

 記事は、各時代の給食のサンプル画像を紹介したうえで
 「日本人の平均身長が中国を超えたことは、ここからも原因の一部を見つけ出すことができる」
と評した。

 日本の給食メニューの変化を見た中国のネットユーザーからは
 「日本人は大きな努力をしたから、良い成果を得たのだ」、
 「中国の食堂は・・・やめておこう」、
 「民は食をもって天となす。どうして中国ではちゃんとしたご飯が作れないのだろうか」
といったコメントが寄せられた。

 また、給食とは直接関係ないが中国人は朝食がいい加減であるとの意見も複数見られた。
 一日の活力になる朝ごはんをおざなりにしているから、朝もしっかりと栄養を取る日本人に身長で追いつかれるのだという見解のようである。



サーチナニュース 2017-05-08 09:42
http://news.searchina.net/id/1635146?page=1

太る中国人、
なぜ「日本人は太らず、痩せた体型を維持できる?」=中国

 著しい経済成長を続ける中国だが、その背後では肥満人口の増加が問題となっている。
 肥満はさまざまな病気を招く要因の1つとされるが、もともと中華料理は脂っこいうえに、食生活の西洋化が進んでいることで、子どもから大人まで肥満人口が増えているのだ。

 一方、日本の肥満率は男性が4.5%、女性が3.3%にとどまり、先進国のなかで最も低いという研究がある。
 日本は先進国であり、食べるものに事欠かないというのになぜ肥満率が低いのだろうか。
 中国メディアの今日頭条は2日付で、「日本人はなぜ太らず、痩せた体型を維持できるのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本人は決して運動ばかりしているわけではないとしながらも、それでも肥満率を低く留めておける背後には優れた食生活があると指摘し、日本の食事は低カロリー、かつ、おかずの品数が多いという特徴があると指摘。
 また、日本では1日に30種類の食材を食べることが推奨されており、これは1985年に厚生労働省が作った「健康づくりのための食生活指針」で提唱された目標であると紹介、これには「驚かされる」と表現した。

 また、食事の内容だけではなく「食べ方」にも注目。
 日本では「よく噛んで呑み込む」ことが推奨されており、これによって人は少量の食事でも満腹感を感じやすいと指摘、また、食事の盛り付け方も「美しい」と称賛し、見た目の美しさもゆっくり楽しみながら食事をするための大切な要素であるという見方を示した。

 さらに、日本の学校では「食育教育」が実施されていること、また厚生労働省が定めた健康増進計画に基づいて、日本の各企業も従業員に対する健康計画を打ち出していると説明し、政府・企業・学校すべてにおいて健康を重視する考え方が浸透していることを紹介した。

 中国も日本と同じように、太っている人はそれほど多くはないように見受けられるが、実際には中国は世界有数の肥満大国とされている。
 これには運動不足や中華料理の脂っこさという要因のほかに、生活水準の向上を背景としたカロリーの過剰摂取があるのだろう。



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