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中国は手に負えなくなった北朝鮮をアメリカに解決させようとしている、
とみるのがただ一般的であろう。
だが、それを外からみるとトランプが旗を振って、習近平がパシリに使われているように見える。
中国としてはトランプの登場は北朝鮮問題にとっては渡りに舟だったにちがいない。
そのことは、習近平の求心力が衰えているとみることもできる。
共産党内では習近平のこのパシリ的行動は不満の種を残すことになる。
周辺国では、アメリカなしにはアジアは何も動かない、という考えを基本にしてしまう。
『
Record china配信日時:2017年5月6日(土) 9時40分
http://www.recordchina.co.jp/b177253-s0-c10.html
習近平氏を「好き」と持ち上げるトランプ米大統領、
これは「トランプ商法」かもしれない―米紙
2017年5月4日、米華字紙・世界日報は、トランプ米大統領が近ごろ中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席を称賛していることについて、取引上の手法であるとする米ニューヨーク・タイムズの報道を伝えた。
記事によれば、就任当初は中国を強く批判していた同大統領が、先月の米中首脳会談後には
「私は本当に習主席が好きだ。
われわれの間には良好な化学反応が起こっていると思う」
などと語り、習主席を持ち上げるようになったという。
そして、初対面の相手に対する相当な褒めっぷりの背景には、同大統領の商人としての経験があるとのことだ。
同大統領は1987年に「取引の芸術」(Trump: The Art of the Deal)という著書を出版している。
その中で、自分の欲しい物を手に入れる方法として「多少の誇張は悪いことではない」と言及しており、この手法を中国相手に用いようとしているのだという。
さらにこの手法は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長にさえも使われているとのこと。
記事はロイターの取材で同大統領が金委員長について
「彼はまだ27歳だったのに、亡くなった父親の政権を受け継いだ。
これは簡単なことではない」
と語ったことを例として挙げている。
記事は最後に、「取引の芸術」には
「言葉の作用は限定的。
感情を高ぶらせ、優れた宣伝を行い、各種メディアから報道されるようにする。
少し誇張があってもいい」とする一方で
「もしあなたが物を提供しなければ、人々は最終的にその意味を悟ることになるのだ」
とも書かれていることを紹介した。
』
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